奈良県桜井市 八角墳 宮内庁治定陵墓

段ノ塚古墳

宮内庁:押坂内陵(舒明天皇陵)
所在地奈良県桜井市
形状八角墳
八角部対辺42 m
築造時期7世紀前半
指定区分陵墓
陵墓指定宮内庁が管理(墳丘は立入り不可)

概要

桜井市忍阪の舒明天皇陵。宮内庁は上円下方とするが、考古学には上部を八角形とみる解釈がある。

出土品・調査研究

陵墓のため埋葬施設と副葬品の詳細は不明。

指定・治定と考古学的見解

指定・治定
宮内庁が第34代舒明天皇の「押坂内陵」として管理する。宮内庁の公式陵形は上円下方である。
治定=宮内庁が陵墓の被葬者を定めて管理すること。文化財の指定とは別の制度です。
考古学的見解
被葬者は考古学的に確定していない。台形の方形壇の上に八角形墳丘をのせた「上八角下方」の墳丘で、八角部は対辺約42mを測る。7世紀前半(皇極2年=643年の舒明天皇改葬の頃)の築造と推定され、天皇陵として最初に八角墳を採用した例とされる。ただし、上部を八角形にしたのは664年の追葬時の改修である可能性を指摘する見方もある。周囲に空濠が巡る。舒明天皇は中大兄皇子(後の天智天皇)・間人皇女・大海人皇子(後の天武天皇)らの父として古代史上重要な位置を占める。この墳形は、この時代に天皇陵が前方後円形から脱却し方形・八角形へと移行する過程を示す。埴輪は使用されないとされる。宮内庁書陵部の調査では、八角部の下段は榛原石の板石を段積みにして葺き、方形壇の斜面も貼石で覆われているとみられている。

探索メモ

宮内庁の案内では、近鉄大和朝倉駅から徒歩約24分で、参拝は原則年間を通じて8時30分〜17時。墓域内には入れない。陵印は奈良県橿原市の畝傍陵墓監区事務所で押印できる(無料。受付は8時30分〜17時で、土日祝・年末年始(12月29日〜1月3日)などは対応できない場合がある)。

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出典

宮内庁 舒明天皇 押坂内陵桜井市 記紀万葉ゆかりの地宮内庁 陵印について宮内庁書陵部 書陵部紀要第46号 笠野毅「舒明天皇押坂内陵の墳丘遺構」吉岡町教育委員会 三津屋古墳(吉岡町文化財調査報告書7)第3表 八角墳一覧表吉岡町・吉岡町教育委員会 吉岡町三津屋古墳シンポジウム資料集(講演2 廣瀬覚)

最終更新:
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