奈良県奈良市 前方後円墳 宮内庁治定陵墓

佐紀陵山古墳

宮内庁:日葉酢媛命陵
所在地奈良県奈良市
形状前方後円墳
墳丘長207 m
築造時期4世紀後半
指定区分陵墓
陵墓指定宮内庁が管理(墳丘は立入り不可)

概要

陵墓のため通常は内部を調査できない佐紀古墳群で、盗掘後の復旧記録と模造品から埋葬施設・副葬品を検討できる重要例。

出土品・調査研究

1916年に盗掘品を回収し、写真・拓本・石膏模造を作製した後、実物は石室へ再埋納された。鏡、石製品などの記録が残り、1971年には盾形埴輪も不時発見された。

指定・治定と考古学的見解

指定・治定
宮内庁が垂仁天皇皇后・日葉酢媛命の狭木之寺間陵として治定・管理する。明治初期に現在の治定へ変更された。
治定=宮内庁が陵墓の被葬者を定めて管理すること。文化財の指定とは別の制度です。
考古学的見解
奈良市山陵町にある前方後円墳で、全長は207m(橿原考古学研究所附属博物館・国営平城宮跡歴史公園)、奈良市の解説では203mとされる。古墳時代前期末葉の築造。1916年(奈良市の解説では大正4年〔1915年〕)の盗掘を受けて宮内省が行った復旧工事の記録から、後円部墳頂の方形壇、円筒埴輪列、内法長8.55m・幅1.09mの竪穴式石室などが判明している。この治定は、考古学的に被葬者を確かめたことによるものではない。

探索メモ

陵墓管理地のため墳丘内へは入れない。外周の公道・参拝可能範囲から見学する。

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出典

橿原考古学研究所附属博物館 佐紀陵山古墳(全長207m)奈良市 奈良市の古墳と埴輪窯(全長203m)国営平城宮跡歴史公園 平城宮跡周辺のみどころ(全長約207m)宮内庁書陵部 ギャラリー宮内庁書陵部紀要19号 石田茂輔「日葉酢媛命御陵の資料について」

最終更新:
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