★ 世界遺産
奈良県明日香村
八角墳
牽牛子塚古墳
別名:あさがおづか
概要
二室の横口式石槨をもつ終末期八角墳。隣接する越塚御門古墳の発見と文献上の位置関係から皇族墓説が注目される。2026年に世界遺産の構成資産となった。
出土品・調査研究
夾紵棺片、七宝亀甲形座金具(七宝飾金具)、ガラス玉、歯などが出土している。石槨は2室構造で壁面に漆喰が残る。
指定・治定と考古学的見解
指定・治定
宮内庁は斉明天皇の陵として、高取町車木の車木ケンノウ古墳(越智崗上陵)を治定している。本古墳は国史跡で、明日香村が平成29年度から整備事業を行い、2022年3月から一般公開している。
考古学的見解
明日香村越にある7世紀後半の八角墳。明日香村の解説は、一つのページで対角長18.5m・高さ約4m、別のページで平成21年(2009年)の調査により対辺長約22m・高さ4.5m以上と判明したとし、版築で築かれる。巨大な凝灰角礫岩を刳り抜いた横口式石槨は中央の壁で2室に分かれ、各室に棺台を造り出す。明日香村は、古墳の立地や歯牙などから、被葬者を斉明天皇(皇極重祚)と娘の間人皇女の合葬墓と考える説が有力としている。橿原市は、2010年に隣接して見つかった越塚御門古墳が、『日本書紀』天智天皇6年(667)2月条にある、大田皇女の墓を斉明天皇と間人皇女の合葬陵の前に築いたとの記事に書かれているような立地であることなどから、被葬者についても注目すべき古墳としている。
探索メモ
復元された墳丘と隣接する越塚御門古墳は公開されている。料金・公開時間・石槨見学条件は明日香村の最新案内を確認する。
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出典
最終更新:
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