奈良県橿原市
長方形墳
植山古墳
| 所在地 | 奈良県橿原市 |
| 形状 | 長方形墳 |
| 墳丘長辺 | 40 m |
| 築造時期 | 6世紀末〜7世紀前半 |
| 指定区分 | 国史跡 |
概要
橿原市五条野町、推古天皇の最初の陵と目される双室墳。飛鳥の王権が「合葬」という新しい葬制へ移る瞬間を刻む古墳で、植山古墳公園として整備が進む。
出土品・調査研究
横穴式石室2基(東石室に家形石棺完存・西石室に扉敷居石)。金銅製歩揺付飾金具・水晶製三輪玉・阿蘇溶結凝灰岩片。
指定・治定と考古学的見解
指定・治定
国史跡(2002年指定)として橿原市が管理。
考古学的見解
東西約40m、南北の現存長約27m(文化庁。橿原市は残存部分で南北約30mとする)の長方形墳(双室墳)。東西2基の横穴式石室(各全長約13m・両袖式)を並べ、東石室(6世紀末)には阿蘇溶結凝灰岩(阿蘇ピンク石)製の家形石棺が完存、西石室(7世紀前半)の玄門には類例のない扉の敷居石が残る。金銅製歩揺付飾金具は馬具である。文化庁の指定解説は、『日本書紀』『古事記』などの記述との比較から推古天皇と竹田皇子の合葬陵墓とする考えもあるとする。國學院大學の陵墓データベースは、『古事記』が「大野岡の上」に在り、のちに科長の大陵(大阪・山田高塚)
↗へ遷したと記す推古天皇陵について、「大野岡の上」の御陵の候補地として植山古墳が挙げられていると記す。
探索メモ
植山古墳公園は2021年12月から一部が供用されているが、古墳のある西エリアは整備中で、植山古墳は史跡公園整備中のため公開されていない(石室は修復のうえ公開予定)。近鉄「岡寺」駅から徒歩約9分。
出典
最終更新:
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